こだわりの醤油蔵、埼玉の弓削多醤油さん100周年式典に行ってきました!
好天に恵まれた2023年10月21日(土)、弓削多醬油さん100周年の式典に
招待された小川屋味噌店の諏訪社長にくっついて行ってきました。
今回の式典は弓削多醤油さんが創業100周年を記念して行ったもので
10月14日(土) から木桶づくり体験をスタートし、この日がメインイベント。
会場は直売店の醤油王国の目の前、中央にはどーんと木桶が‼
うおっ‼すごい存在感。
100周年に合わせて作り上げた記念桶です。
会場には埼玉県知事、坂戸市長、日高市長はじめ、弓削多さんがこだわっている
オーガニック関係の企業様が多数。その中で招待された小川屋味噌店、ほんと光
栄です。
さて式典は弓削多社長のあいさつから始まりました。
今でこそ木桶仕込みってよく聞きますがなんと醤油における国内シェアはわずか
1%⁉しかも木桶をつくる製造元は1社のみだったそうです。その1%を2%に
するのが目標だそうです。
簡単そうに見えてとてつもない重みを感じます。
そっかー。今まで何年も使った桶をばらして他の醸造元と再利用していたのに最
近はプラスチックやステンレスが当たり前ですものね。
でも木桶には木桶のよさがある。
もちろん伝統を守っていくのは大事ですが味にも違いが出るんです。
簡単に深みとは言い表せないなんというか風味みたいなもの。木桶や蔵元に住み
着く微生物が特有の味をつくるらしいです。
だから弓削多醤油さんには弓削多醤油さん独特の味が。
そこで参加しているのが木桶職人復活プロジェクト。絶滅寸前の木桶ですがそれ
を続けるメーカー、関係者が集まって木桶を広めていくプロジェクトです。
この日も小豆島から集まってくれていました。
式典では最重要工程の底打ち作業を弓削多社長自ら行っていました。
そして中盤で振る舞われたのが弓削多醤油さんの丸大豆醤油を使用している翁の
郷さんの肉汁うどん、長年吟醸純生醤油を使用している七彩さんのラーメン、両
者ともボリュームあり。また、マグロの解体ショーもあり最後は刺身を木桶仕込
み醤油でフィニッシュです。
やっぱり生で食べるお刺身は木桶仕込み醤油の風味が抜群です。
それにしてもお腹いっぱい。
最後はせっかくの木桶をさわらせていただきました。
こうすることで独特の風味が生まれるんだとか。
小川屋味噌店の諏訪社長もべたべたさわっていました。
木桶は一度つくれば100年もつそうです。
100年の伝統がある弓削多醤油さん。目指すのはこれからの100年です。
今回縁あって節目に立ち会えたこと、幸せです。
このような取り組みや、醸造元が少しずつ増え、どんどん輪を広げていってほしいです。