木桶による発酵文化サミットin小豆島
寒さが厳しい2月初旬、小豆島のヤマロク醤油さんで開催された「木桶による発酵文化サミットin小豆島2024」にいってきました。
お得意先様の信濃屋食品様から影響を受け、秋に池袋で開催された「卵フェスin池袋2023」で醤油職人たちに出会い、私たちナカダイの新たな切り口として「木桶」がキーワードになりました。
「木桶」を知って得たにわか知識ですが、学んだ知識をみなさんにも共有したいと思います。日本の醤油は昔はどこの醤油蔵でも木桶で醤油を作っていたということ。しかし、効率を求めて大量生産を行うようになって徐々に木桶で醤油を作る蔵が減っていったそうです。
「木桶」は補修をしながら大事に使えば、100年から150年ももつそうです。だから木桶を作る職人さんが日本国内で絶滅の危機になったそうです。そこで立ち上がったのがヤマロク醤油の山本さん!自ら木桶づくりを学び、その技術を継承していきました。
「木桶」で作る醤油は、醤油業界の1%ほどだそうです。その小さな市場を奪い合うのではなく、同じ志の職人さんたちが連携してこの市場を2%にしようという動きをとっています。「木桶」で作ったおいしい醤油の良さが広がれば、木桶職人の仕事もなくなることはありません。
ナカダイでも何か出来ないか?「木桶」で作る醤油のおいしさ、木桶職人たちの醤油づくりに対する想い、海外の方々が評価してくれる日本の伝統技術、私たちがおもしろいと感じる要素はたくさんあります。それをカタチにして、発信していこう!
こだわり、差別化・・・食品業界ではよく聞く言葉です。でも、上っ面なのが多いです。自分たちもまだまだ上っ面です。世の中の流れに逆行して、時間と手間をかけて木桶で作った醤油にはこだわりがあふれていて、職人たちは本当にかっこいいです。
もっとたくさん見て、聞いて、体験して・・・「木桶」の魅力を伝えていければと考えてます。次はFOODEXで出展する木桶仕込み醤油輸出促進コンソーシアムかな。楽しみにしてます!
肝心の木桶による発酵文化サミットは何やってきたの?って感じですが、木桶づくりの体験(お手伝い)をメインに、輪を組んで座談したり、木桶でつくった醤油や味噌を試食したり、ヤマロク醤油さんの醤油蔵を見せて頂いたり・・・あっという間の3日間でした。
やったるでー!
おっけー!